トラフィックがこだわる下地処理

最適なコーティングは下地処理から

下地処理に対する考え方

トラフィックがこだわる“下地処理”とは車のボディに直接ほどこす作業(磨き等)のみを意味するのではなく塗装の検査(コンディションチェック)や、お客様より愛車に対する思い入れを伺うことも含まれます。

更に言えば、コーティングに最適な機材や設備を整えることも “下地処理”の一部と考えています。トラフィックは、それぞれのお客様の思いや、私共が持ちうる全ての “こだわり”を皆様の愛車に反映させるべくコーティングに関する全てを探求、そして追求することが重要と考えます。
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クレンジングイメージ

深いキズから浅いキズに置換える作業

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  • キズ02
  • キズ03
  • キズ04
キズ01
キズ02
キズ03
キズ04
この作業は簡略化する事の出来ないとても重要な作業であり、新車であっても最低2~3工程、経年車で3~6工程が必要です。年式の古い車に1~2工程で終わってしまうポリッシュでは本当の艶は戻ってきません。

磨きによりキズを接合させる技術

一般的に考えられている磨きの理論とは「塗装面についたキズの深さの分まで塗装表面を削り取り平滑にする」想像に難しくなく、普通に考えれば当然の理論と考えられています。 現在、ほとんどの専門店がこの理論通りの磨き作業を行っています。
磨き01
しかし、この理論通りの磨きをしては塗装自体が薄くなるばかりか二度と磨きができない塗装面になってしまう可能性があります。このため一部の専門店では「塗装の厚みに余力を残し、また磨きが出来るようにする」という名目で、キズを意図的に残すという施工方法をとっています。

これは残念な施工方法であると言わざるを得ません。何故かと言うと塗装は、磨きの技術によりある程度の蘇生が可能だからです。トラフィックの理論は「塗装面についたキズの深さ分まで磨くことなく塗装表面を平滑にする」です。
磨き02
簡単に説明すると、塗装の硬度を把握した上で塗装面に対しバフ(ポリッシャーに付ける毛羽状あるいはスポンジ状のもの)で適切な圧力をかけると、塗装面とバフとの間に摩擦熱が発生します。塗装表面のクリア層は樹脂なので、熱を加えることで膨張します。この熱膨張でキズが接合することにより、キズの深さまで削ることなく塗装面を平滑する事が可能となります。
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無論、塗装表面にあるクリア層を突き抜ける地金に達しているといった様な深いキズは完全には取れないのは仕方のないことですが。この技術を実践するには塗装の性質を理解する事、機材(ポリッシャー)やそれに関わるバフ、コンパウンドをそれぞれの塗装に使い分ける知識技術者の経験値が大変重要です。このように、他の施工店で3回しか磨きが出来ない塗装面だとしても、トラフィックでは6回以上の磨きが可能となります。
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脱脂作業内容

脱脂作業は、まず専用の中性シャンプーでの洗車から始まります。磨き作業後のボディ表面に残っているコンパウンドに含まれる油、粒子等をシャンプーでよく洗い流します。それと同時に、塗装面に付いた水滴を観察して表面張力が低い状態(水滴が張り付く感じ)になっているかを確認します。なぜかというと、表面張力が高い状態(水滴が球状を保っている感じ)というのは塗装面に油分が残っていると考えられるためです。表面張力が高い場合は、クレンジング作業から再度やり直します。

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そして必ず洗車後はブロアー(高圧空気噴出器)を使い、隅々の水分を吹き飛ばし完全に拭き取ることが重要です。塗装面に水分が若干残っていても、この後の脱脂剤塗布作業により除去できますが、モールなどの隙間に残っている水が脱脂作業後のコーティング剤塗布の際に流れ出したら、コーティング剤と反応し、コーティング効果を著しく損なう為です。ボディの完全拭きあげ後、脱脂剤の塗布を始めます。作業には脱脂剤はもちろん、特殊クロスを3枚用意します。脱脂剤は、トラフィックガラスコーティング用に配合された専用のものです。特殊クロスは、脱脂剤塗布用1枚と拭きあげ用2枚です。

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クロスは毎回新品を使用します。古いクロスは油分、埃等を含んでいる場合があるからです。ちなみに、新品のクロスでも脱脂剤で完全脱脂してから使用します。脱脂剤を特殊クロスに染み込ませ、1パネルずつ丁寧に塗布し脱脂剤が乾かないうちにもう一枚のクロスで拭きり、さらに仕上げにもう一枚のクロスで完全に拭き取っていきます。これは、塗装面に余剰な脱脂剤を残さないためです。この作業で重要なのは拭き上げ時に塗装面に対し“引っかかりがないか”“脱脂剤が弾かないか”を確認することが非常に重要な要素です。

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“引っかかり”とは水分、コンパウンドの粒子が残っているということなので、指先の神経を研ぎ澄ませ慎重に作業を進めます。“脱脂剤が弾く”とは、油分が残っているということなので、弾かなくなるまで何度も塗りこむことが必要です。この後、コーティング剤の塗布作業に入るのですが、脱脂作業からあまり時間をおかず、塗装面にコーティング剤を塗布しなければなりません。なぜかというと先述した“塗装表面とコーティング剤が引き合うような環境”は脱脂直後から1時間程しか保てないからです。

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このように化学的な現象を踏まえつつ完成される作業手法は、その本質を本当に理解していないと実現できないとても難しいことです。故に一つ一つの作業に対するこだわりや技術経験が必然・必要とされてしまうのだと感じています。

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さらなる高品質を求めて

つたない文章と写真で長々説明させていただきましたが、トラフィックがこだわる下地処理工程の数々は、皆様が想像する以上に時間と手間がかかります。上記には記載してない作業も含め、どれもこれも短縮することが出来ない重要な作業工程です。例えば、面積が小さくキズ等がほとんどない小型の新車の施工依頼を頂いたとしても、施工に2~3日の期間が必要となり、すぐにお車をお返しすることができません。また、持ち込まれるお車のボディコンディションは一台一台異なる為、毎回同じ流れで終わらせる単純作業という訳にはいきません。

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正直なところ、下地処理工程を簡略化してしまえば手間・時間共に少なくて済みます。結果、コスト(施工料)を抑えることもできるでしょう。そして、多くの施工依頼を頂いたとしても対応できます。しかし下地処理工程が不十分なままでは、コーティング性能は充分に発揮されません。 そのひとつひとつの細かな作業がコーティング剤の性能を十分に発揮させるには必要な作業なのです。単に、引渡し時のキレイさだけの話では無いからこそこだわっているのです。それらこだわりの工程、技術によってはじめてトラフィックの提唱する “長期間持続する高品質コーティング”が実現できるのです。

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余談ながら「こだわる」という言葉を辞書で調べると「ちょっとしたことを必要以上に気にする」「気にしなくてもいいようなことを気にする」とあります。当然のことながら「技術」とは奥の深いものです。私共は、お客様より依頼を受け、報酬を受け取るプロとして「気にしなくていいようなことを必要以上に気にする」といったこだわりを常に心がけております。トラフィックはこれからも常にお客様へ“より良い商品”を提供できるようさらなる高品質を求めてコーティングに関する全てを探求、追求し、そしてこだわり続けます。

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既存のカーコーティングをはるかに越えた美しい仕上がりと耐久性を実現する「トラフィックコーティング」が、東京を中心に千葉や埼玉、神奈川といった関東エリアのお客様から高い評価を頂戴しております。

「カーコーティング」はインターネットや雑誌などで多くの情報や専門店を検索できますが、「違いは何なのか」「いったいどれを選んだらよいのか」と悩んだり、魅力的なキャッチフレーズに惹かれて依頼したものの、仕上がりに満足できなかったりと、あきらめている方が多いかもしれません。

そのような方にこそ、「ここでしか体験できない驚きと感動をぜひ味わっていただきたい」と心から願っております。大切なお車の「種類や年式・塗装の性質・キズの程度・愛車への思い」を全て把握し、お客様にとってベストな施工法をオーダーメイドでご提案させていただきます。

施工実績10,000台以上の経験に基づく高い技術と豊富な知識で想像を超える仕上がりをお約束いたします。